MENU

ゆたかSecond保育園

YUTAKA Second nursery school

TEL MAP

Language

保護者向けブログ

太田歯科医院の院長先生による勉強会に参加しました☆

2022.05.12

alt

太田歯科医院の院長先生より、お口の健康についての勉強会をゆたか保育園と合同で開いて頂き、Secondからも保育士、栄養士、看護師の計4名で参加してきました。

 一つ目のお話は、頭と口のケガについてです。頭や顔を打って口から出血した時、まず口の中を見て、慌てて歯医者さんへ駆け込みそうになりますがちょっと待って下さい。まず確認するのは、意識があるかどうか、受け答えはできるか、耳から血がでていないか(脳出血の可能性)、手は動かせるか(脳や脊髄の損傷の可能性)などです。これらに異常があるときには、すぐに救急車を呼んで下さい。またどこか骨折していないかも観察し、疑いがあるときには、まず外科を受診して下さい。
 脳の異常や骨折などがなければ、次にお口の中を確認します。特に歯が根元から抜けてしまったときには、できるだけ30分以内に抜けた歯を持って歯医者さんを受診して下さい。その際、歯の表面が乾くと神経が死んでしまうので、歯を牛乳に浸けて行くとよいとアドバイスを頂きました。また抜けた歯を水でゴシゴシ洗うことはしないで下さい。園では牛乳がないときのために生理食塩水も常備しており、代用可能です。ご家庭でも参考にされて下さい。また、出血が止まらない時や痛みが続くとき、食事がとれないときも早めに歯医者さんを受診して下さいね。

 二つ目のお話は、成長期のお口の健康や歯並びについてです。コロナ禍では特に、マスクの中でお口がポカンと開いてしまい口呼吸になりやすいそうです。口呼吸は歯並びにも影響するとのことでした。また、最近では過蓋咬合(かがいこうごう:上の歯が下の歯を覆いすぎている)や反対咬合(いわゆる受け口)のお子さんが増えているとのことでした。これを予防するためには、二つの大事なことがあります。一つ目は『食べさせ方』。ポイントは、食事までにしっかりお腹を空かせること、手づかみで食べれるもの(野菜スティックなど)を前歯でかじり取るようにして食べること、丸のみしないように食材の固さに気を付けることです。唇をしっかり閉じて食べることがあごの成長を促します。二つ目は『寝かせ方と座らせ方』。うつぶせ寝は、頭の重さがそのままあごに乗ってしまい、あごの成長を妨げます。うつぶせに寝ているときは(顔は横を向いていても)なるべく体勢を変えてあげた方がよいです。また、猫背にならないように、足の裏がしっかり床に着くよう椅子の高さを調節してあげて下さい。
alt

alt

 これらのことは、以前から園でも少し始めており定着してきています。ぜひご家庭でもできることから取り入れて頂き、お子さまのお口の健康と成長を一緒に守っていきましょう。

- CafeLog -